はじめに|X100VIでの撮影体験を向上させたい

先日このブログでも紹介した富士フイルム X100VI。そのX100VIを購入するにあたって、実はカメラ本体と同時にいくつかアクセサリーも一緒に揃えました。理由はシンプルで、「どうせなら最初から気持ちよく使い始めたかった」からです。画質や性能を底上げしたい、というよりもX100VIで写真を撮る体験そのものを、少しだけ快適にしたかった。そんな気持ちで選んだアクセサリーたちです。
持ちやすくするためのもの、気を使わずに持ち出すためのもの、そして、手にしたときにちょっと気分が上がるもの。どれも主役はあくまでX100VIで、アクセサリーはその時間を邪魔しない存在であってほしい。そんな基準で選びました。
この記事では、X100VIと一緒に購入したアクセサリーの中から、「これは最初に揃えておいてよかったな」と感じたものを紹介していきます。これからX100VIを使い始める方や、購入を検討している方にとってひとつの参考になれば嬉しいです。

① 保護フィルム|ケンコー:KLP-FX100M6


X100VIはタッチパネル対応のカメラです。撮影時や再生時など、意外と画面に触れる機会が多い。だからこそ、まず最初に貼ったのがこの保護フィルムでした。カメラを購入したら当たり前のように保護フィルムも購入する方、多いと思います。僕も例外ではありません。カメラを購入すると条件反射のように保護フィルムも購入します。個人的な好みですが、僕は保護ガラスがあまり好きではありません。反射が増えたり、指の滑りが変わったり、「貼っている感」がどうしても気になってしまうんですよね。その点、この保護フィルムはとても自然でした。貼りやすく、気泡も入らず、貼った直後から存在を忘れるレベル。タッチ操作への影響も感じません。
カメラって不思議なもので、「傷ついたらどうしよう」「壊れたら嫌だな」と思い始めるとそれだけで撮影体験が少し窮屈になります。
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② アダプターリング|富士フイルム:AR-X100

X100VIにレンズフィルターを装着する場合、基本的に必要になるのがこのアダプターリングです。正直に言うと少し高いです。メジャーなオンラインショップで3,000円前後。しかも見た目の変化はほとんどありません。でも、これがないとフィルターが付けられない。まさに縁の下の力持ち的存在です。サードパーティー製やアダプター不要のフィルターもありますが、今回はあえてこちらを選びました。理由は単純で、「ここで余計なストレスを増やしたくなかった」からです。100VIは長く使っていきたいカメラ。だからこそこういう部分は、安心感を優先しました。

本当に至ってシンプルなデザインです。特に感想を述べるほどでもない、至って普通のデザイン。

X100VIはレンズの周りにリングパーツが取り付けられています。まずは、それを反時計回りに回して取り外します。

そして、もともとリングパーツが付いていた部分にこのアダプターリングを取り付けます。これで純正フィルターやサードパーティ製のフィルターを取り付けられるようになります。
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③ レンズフィルター|ケンコー:PRO1D プロテクター(49mm/シルバー)

レンズフィルターには永遠に終わらない論争がありますよね。「画質が落ちる」「付けない方がいい」などといった論争。それでも僕はずっと付ける派です。理由はとてもシンプルで、付けていないと気になって写真に集中できないから。もしレンズに傷がついたら?もし不意に何かが当たったら?そんなことを考えながらシャッターを切るくらいならフィルターを付けて安心して撮りたいんです。現在所有している全てのレンズに保護の目的でフィルターを付けています。
いつも購入しているメーカーの決まったシリーズのフィルターがあり、今回もそちらを購入するつもりでした。しかし、購入直前にあることに気が付いたのです。そう、今回僕が購入したX100VIの本体カラーはシルバー。いつも使っているブラックのフィルターを付けると、どうしても本体とマッチしません。これまで購入してきたカメラ本体やレンズは全てブラックだったので、フィルターの色なんて気にしたこともなかったのです。確認したところ、いつも購入しているフィルターはシルバーがありませんでした。

そこで選んだのがこのケンコーのフィルター。シルバーの商品を探すと必然的にこの商品に辿り着きました。主張しすぎず、カメラの雰囲気を壊しません。あくまでも個人的な感想ですが、このレンズフィルターを付けたことによる画質の劣化は感じられませんでした。そもそも僕はこのX100VIにそこまでの画質を求めていません。

もちろんですが、上記写真の通り、何も付けていない状態に比べて少しレンズの長さが少し長くなってしまいます。前述したアダプターリングの長さもあるためこれは仕方ありません。
それよりも一つだけ誤算がありました。このフィルターを付けると純正のレンズキャップが使えなくなるんです。あの高級感のあるレンズキャップ、結構好きだったんですけどね……。ここは今後、ちょっと対策を考えようと思っています。
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④ サムレスト|SmallRig:サムレスト(X100VI / X100V用)

X100VIはとにかくデザインがいい。でもその分グリップはかなり控えめです。最初に持ったとき、「落としはしないけどちょっと心許ないな」と感じました。そこで導入したのがこのSmallRigのサムレストです。SmallRigといえば多くのカメラアクセサリーを展開しているカメラ好きには有名なメーカーです。
サムレストとは?
主にカメラを構えた時に親指を置く位置をサポートし、ホールド感や安定性、手ぶれ補正を向上させるためのアクセサリー。

ホットシューに差し込むタイプですが、ガタつきは一切なく驚くほどしっかり固定されます。

ダイヤルやボタンにも干渉せず操作性はそのまま。ただ保持力だけが確実に向上します。他のメーカーからも同様のサムレストが販売されていますが、中にはダイヤル操作に干渉する商品もあるようなので注意が必要です。
正直、これがあるのとないのとでは撮影時の快適さが大きく変わってくると思います。

欠点を挙げるとすれば「SmallRig」というロゴが少し主張するところでしょうか。それでも得られる安心感の方が圧倒的に勝っています。

付属する赤いソフトレリーズもブラックボディならかなり映えそうです。もちろんシルバーボディでも悪くないですよ。

全体的にシルバーとブラックで統一されたデザインにソフトレリーズの赤色が良いアクセントとなります。
ソフトレリーズとは?
カメラのシャッターボタンに取り付けるアクセサリーで、ボタンの感触(フィーリング)を柔らかくしたり、指がかけやすくしたりして、手ブレの軽減や操作性の向上、見た目のカスタマイズ効果を得るためのもの。富士フイルムの多くのカメラにはシャッターボタンにネジ穴があるため、こういったソフトレリーズを取り付けることができる。
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⑤ ハンドストラップ|drip:Leather Hand Strap – シルバー

X100VIのようなクラシックなカメラにはやはりレザーのストラップが似合うと思っています。僕はカメラを首から下げることがほとんどありません。基本的に手に持ったまま歩くスタイルです。そこで今回はハンドストラップを選びました。dripはガジェット系YouTuberとしても有名な堀口英剛さんが運営されているブランドです。

dripのこのストラップはレザーの質感、金具の雰囲気、どれも好みでした。牛革の熟成レザーに真鍮素材をあえて塗装していないシルバー。使い込むほどに、きっと表情が変わっていくはずです。

簡単に着脱できるのにカメラ本体を傷つけるような突起がない。「ちゃんとカメラのために考えられたストラップ」だと感じました。これからの経年変化も楽しみのひとつです。

X100VIに取り付けるには、X100VIに付属しているストラップリングを取り付ける必要があります。


付属する取扱説明書などからも、とても丁寧に作られていることが分かります。
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おわりに|アクセサリーはカメラとの距離を縮めてくれる
今回紹介したアクセサリーは写真の写りを劇的に変えるものではありません。しかし、「不安を減らしてくれる」、「カメラを手にしたいという気持ちを後押ししてくれる」、「シャッターを切ることに集中させてくれる」、そんな役割をしっかり果たしてくれます。X100VIは完成されたカメラです。それでもこうして少しずつ自分仕様に整えていくことで、このカメラとの距離は確実に縮まっていきます。おそらく、自己満足の部分が大きいと思いますが、その満足こそが「今日も持って出かけよう」と思わせてくれる。ここからが本当の付き合いの始まりです。


