はじめに
このブログをご覧の方々は猫島と呼ばれる島があることをご存知でしょうか。文字通り猫がたくさん生息している島のことを指すのですが、日本にはこの猫島と呼ばれる島がいくつか存在します。私が住む北九州にも藍島という有名な猫島がありますが、今回はその藍島で猫たちと触れ合いながら撮影した猫島スナップの模様をお届けします。
アクセス
まずは簡単に行き方をご説明します。小倉駅(新幹線口)を出て、西日本総合展示場やミクニワールドスタジアムがある方向へ進みます。徒歩10分程度で市営渡船のりばに着くのでそこから船に乗ります。大きく看板も設置されているためおそらく迷うことはないでしょう。
MAP
平日休日ともに1日で片道3本しか運行していないので事前に乗船時間が要チェック。また、乗客が多い日は出発時間の1時間前より整理券が配られるので注意しておきましょう。私が乗船した日は連休でもない通常の休日でしたが思いの外乗客が多かったです。そのほとんどは釣り人でした。藍島は釣りスポットとしても有名なようです。
時刻表
| のぼり | くだり | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 藍島発 | 馬島着 馬島発 | 小倉着 | 小倉発 | 馬島着 馬島発7時00分 | 藍島着 | |
| 月曜日から土曜日 | 7時00分 | 7時12分 7時14分 | 7時40分 | 10時30分 | 10時55分 10時57分 | 11時10分 |
| 13時30分 | 13時42分 13時44分 | 14時10分 | 14時30分 | 14時55分 14時57分 | 15時10分 | |
| 15時30分 | 15時42分 15時44分 | 16時10分 | 17時30分 | 17時55分 17時57分 | 18時10分 | |
| 日曜日・祝休日 | 7時00分 | 7時12分 7時14分 | 7時40分 | 9時30分 | 9時55分 9時57分 | 10時10分 |
| 13時30分 | 13時42分 13時44分 | 14時10分 | 14時30分 | 14時55分 14時57分 | 15時10分 | |
| 16時30分 | 16時42分 16時44分 | 17時10分 | 17時30分 | 17時55分 17時57分 | 18時10分 | |
上記は通常時の市営渡船の時刻表です。 ※2025年6月8日現在の情報です。
小倉から藍島まで片道約40分の移動となります。小倉から藍島までの間に馬島という島を経由します。馬島で下船することも可能です。移動中は結構揺れますが、そこそこ大きな船であるためおそらく船酔いの心配はないと思います。また、船内にはトイレもあるためご安心を。
運賃は小倉〜藍島間で片道600円です。
ご覧の通り1日に片道3本しかないためお出かけの際には事前に計画を立てておくことをお勧めします。現実的なプランとしては、平日・土曜日の場合は10時30分小倉発の船に乗船し、2時間ほど島内を散策した後に15時30分藍島発の船に乗船して小倉へ戻ることになるかと思います。猫たちと触れ合うことがメインであれば2時間もあれば十分と思われます。また、島内にはインスタント麺などを置いている販売店と島内唯一のカフェを除いて飲食店がありませんので、島へ移動する前に済ませておくことをお勧めします。
また、上記の時刻表は通常時の時刻となります。夏季(7月20日から8月12日)、お盆(8月13日から8月15日)、年始(1月1日から1月4日)の期間中は時刻が異なりますので注意が必要です。通常時についても今後ダイヤ改正が行われる可能性もあるため、渡島を予定している方は事前に北九州市のホームページでご確認ください。
島内を散策
島に到着したら早速猫たちを探しに散策を始めます。

船を降りてすぐのところに案内図が設置されています。私は今回13時30分の船で小倉に戻りましたが、島を隅々まで回るのであれば次の15時30分が良いかもしれません。それを逃すと島で一夜を過ごすことになるのでお気をつけて。
実は藍島へ足を運ぶのは今回が初めてではありません。2年前にも一度訪れたことがあり今回は2回目となります。初めて藍島に訪れて2年、あの頃に比べると写真の腕も多少は上がっているはず。懐かしい猫たちとの再会に心躍らせつつ、今回は猫だけでなく島の風景もたくさん写真に収めてきました。
藍島の猫たちは“人懐っこい”
藍島を歩いているとすぐに気づくことがあります。この島の猫たちは人間に驚くほど慣れているのです。近づいても逃げないどころかむしろこっちに向かって歩み寄ってくる猫が多いのです。誰かを待っていたかのように、ひなたで丸くなっていた子がトコトコとやってきて、「撮ってもいいよ」とでも言いたげにすぐそばでゴロンと落ち着いてしまいます。

こちらが今回の第一島猫。鼻の模様に特徴があります。おそらく2年前に訪れた時もたくさん写真を撮った猫ちゃんです。

よく晴れた正午過ぎの時間ということもあり眠たそうな表情を浮かべています。


凛とした佇まいにこちらもカメラを構える手に力が入ります。まるでモデルさんのポートレート撮影をしているかのよう。そして撮影が終わると「ちゃんと撮れた〜?」とでも聞いてくるかのようにこちらの元に駆け寄ってきます。

藍島スナップでの撮影テクニック
ここからは僕が藍島スナップで意識した撮影テクニックを紹介します。難しい機材の設定などは置いておき、ちょっとした工夫で藍島やそこに生きる猫たちの魅力がぐっと伝わる写真を撮ることができますよ。
猫の目線に立つ
今回の撮影で僕が特に大事にしたのは「猫の目線に合わせて撮ること」でした。人の目線から見下ろすと、どうしても“撮ってる側”の視点になってしまいます。しかし、しゃがんだり地面すれすれまでカメラを下げてみると、猫たちの世界の空気感がぐっと近づいてくるのです。見上げるような表情、背景に映る小さな港町の風景、猫の視点を通して僕自身も藍島のゆったりした時間に入り込んでいくような感覚でした。

逆光や日陰を活かす
島の路地や漁港では建物の影や反射光がいい雰囲気になります。順光よりも逆光やサイド光で撮ると空気感が出ます。
🔸逆 光
被写体の後ろから光が当たっている状態。たとえば、猫の向こう側に太陽があるときなど。
逆光で撮影することで輪郭がふわっと光ってドラマチックな印象になる。
🔸サイド光
被写体の横から光が差し込んでいる状態。片側が明るく、もう片側にほんのり影ができる。
立体感や質感が出やすく、猫の毛並みもふんわりと写すことができる。


RAW現像時のレタッチにより立体感のある写真に仕上げることもできますよ。レタッチについては別記事にもしているのでそちらもご覧ください。

引きすぎず、寄りすぎず
風景も入れたいけど猫の表情も残したい。そんなときは標準ズームレンズで、24mm〜50mmあたりをうまく使い分けるとGood。


今回の藍島スナップで使用した標準ズームレンズの紹介記事も公開しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

港町としての藍島
どの風景も「音がない時間」が流れていて、日常の忙しさや疲れを忘れさせてくれます。海を眺めながらただそんな音のない時間をゆったりと過ごすのも良いでしょう。


空と海の青が美しい日でした。港には多くの漁船が停泊しています。藍島は基幹産業が漁業であり島民の大半は漁業関係者とのことです。町の風景からもいかに漁業と島民の生活が密接に関わっているのかが見て取れます。

今回のベストショット

こちらが今回の個人的ベストショットです。港に停泊する漁船を背景に1匹の猫がどっしりと構えている1枚。まるで島の番人であるかの風貌がお気に入りポイントです。
ベストショットにたどり着くには、その分たくさんの写真を撮る必要があります。RAW形式で撮影するとデータ容量も増加しますよね。そんな時にはポータブルのSSDにデータを保存するのがおすすめです。僕が実際に使用しているポータブルSSDについて紹介している記事もあるので、そちらの記事もぜひチェックしてみてください。

最後に
小倉駅からのアクセスもよく片道40分程度で行くことのできる北九州市の藍島。猫が好きな人にはぜひ一度足を運んでほしいお勧めスポットですが、藍島は本来観光地ではありません。そこでは島の人々が生活をしています。私のように写真撮影に訪れる人も少なくないと思いますが、住民の方々の迷惑になるような行動は控えましょう。悪気はなかったとしても撮影や猫との触れ合いに集中するとつい住民の生活スペースに侵入してしまう可能性もあります。散策中は周りをよく見て迷惑にならないように配慮しましょう。せっかくの島内散策です、良い思い出作りとなるようにマナーも守って行動していきたいものです。



