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富士フイルム X100VI 開封&外観レビュー|購入した理由と、購入までに悩んだこと

富士フイルムX100VIの外観
目次

念願だった、あのカメラが手元に来た日

ソニーからRX1R IIIが発表されたことを受けてコンデジというジャンルに興味をもちはじめた自分。RX1R IIIは価格的に断念せざるを得ませんでしたが、お散歩用として気軽に持ち出せるカメラが欲しいといろいろなカメラを検討していました。
そしてついに、その答えとなる富士フイルムのX100VI を迎え入れることとなりました。ここまで来るのに実は結構な時間がかかっています。発売は2024年。それからずっと入手困難という言葉が当たり前のように付きまとってきたX100VI。欲しいと思っても、簡単には買えない状況が続いていました。毎日、半ば習慣のように量販店のオンラインショップを巡回する日々。正直、「もういいかな」と思ったことも何度かありました。それでも、2025年の12月に入ったある日。いつものように何気なく覗いたオンラインショップに表示された「在庫あり」の文字。約30万円弱という価格設定に驚きはするものの、迷う間もなく気づけば購入ボタンを押していました。
2025年を振り返った前回の記事では、少しだけ匂わせるような書き方をしました。さらに遡れば、旦過市場をiPhone片手にスナップしたあの記事も、実はこのX100VIにつながる大事な体験でした。
今回は、その伏線をきちんと回収する意味も込めて、X100VIを購入するまでに至った経緯について、じっくりと書いていこうと思います。

富士フイルムX100VIの外観

X100VIの主な仕様

X100VIは、富士フイルムが長年作り続けてきた「X100シリーズ」の最新モデル。レンズ一体型のコンパクトデジタルカメラでありながら、その中身は同社のフラッグシップ機に限りなく近いものとなっている。搭載されているセンサーは、APS-CサイズのX-Trans CMOS 5 HR。有効画素数は約4,020万画素と、もはや「コンデジ」という言葉では片付けられない解像度を持っている。レンズはシリーズ伝統の23mm F2(35mm判換算で約35mm)。スナップから日常、旅、ちょっとしたポートレートまで幅広く対応できる、いわば”万能寄りの標準画角”。X100Vからの大きな進化として、ボディ内5軸手ぶれ補正(IBIS)の搭載があり、最大で約6.0段分の補正効果を有している。また、富士フイルムのカメラを語る上で欠かせないフィルムシミュレーションについて、X100VIでは、これまでの定番に加えて「REALA ACE(リアラエース)」も搭載されている。

自分にとっての「初めて」が重なった一台

X100VIは、自分にとっての初めてが多いカメラです。

  • 初めての富士フイルム
  • 初めてのコンデジ
  • 初めての単焦点レンズ

これまで使ってきたのは、ずっとソニーのミラーレス一眼カメラ。α7R Vをメインに、ズームレンズで必要な画角を自在に切り取る。それがこれまでの自分の「当たり前」でした。だからこそ、ワクワクする気持ちと同じくらい不安もありました。単焦点で本当に大丈夫なのか。コンデジで満足できるのか。富士フイルムの操作系に馴染めるのか。それでも、これだけ「初めて」が重なるということはきっと写真との向き合い方も変わる。そんな予感があったのです。

開封の儀・外観レビュー

富士フイルムX100VIの化粧箱

箱を開ける瞬間は何度経験しても特別なものです。もちろん、X100VIも例外ではありません。

富士フイルムX100VIの化粧箱

自分にとっては初めての富士フイルム製カメラ。とはいえ、子供の頃に「写ルンです」を使っていたことをこの時に思い出しました。

富士フイルムX100VIの開封

息を呑みながらの開封。一番最初にマニュアルや保証書類が顔を見せます。Apple製品を筆頭に、最近は開けた瞬間に本体が登場するパッケージが増えていますが、僕はこの焦らされる感じも嫌いではありません。

富士フイルムX100VIの開封

そしてついに本体がお目見えしました!この時のワクワク感といったらありません。

富士フイルムX100VIの外観

本体を手に取った瞬間、思わず声が漏れました。「……やっぱり、かっこいい。」それと同時に感じたことが「まあまあ重たい」ということ。「コンデジ」という先入観から勝手に軽量であることをイメージしていましたが、手に持つとそこそこの重量があります。実際に重さを量ると530g弱はあり、一般的な他のコンデジに比べても重たいことが分かります。しかい、この重さ、決して嫌な重たさではありません。このずっしりとした重さがあることで、「カメラを構えて、ファインダーを覗き、シャッターを切る」という一連の動作がより鮮明に記憶に残るのではないかと思います。また、重さがあることで「カメラ」としての所有欲も満たしてくれます。

富士フイルムX100VIの外観

どの角度からどう見たってかっこいいデザイン、無駄な主張はしないのに確かな存在感があります。

富士フイルムX100VIの外観

カメラのデザインが写真の写りを直接左右するわけではありません。しかし、写真を撮りに行くかどうかには確実に影響する。写真は持ち出さなければ始まらない。だからこそ、「持ち出したくなるデザイン」は性能と同じくらい重要だと僕は思っています。

富士フイルムX100VIのレンズキャップ

机の上に置いても様になるし、ストラップを付けて肩から下げても気分が上がる。X100VIは、写真を撮る前から、もう写真体験が始まっているカメラだと感じました。

富士フイルムX100VIの外観

物理ダイヤルを備えたX100VIの軍幹部。アルミニウム製による金属の質感が高級感を高めてくれます。めちゃくちゃかっこいいです。

富士フイルムX100VIの外観

ものすごく細かいところですが、「FUJIFILM X100VI」の「VI」の文字だけ赤色になっているのも個人的グッドポイントです。

富士フイルムX100VIの外観

軍幹部のダイヤルもクラシック感があり、このデザインが写真体験をさらに楽しいものにしてくれると期待しています。

富士フイルムX100VIの外観

液晶面については、ごちゃごちゃしておらずすっきりとした印象です。ボタンやダイヤル類も多くはありませんが、必要なものはちゃんと揃っています。

富士フイルムX100VIの外観(チルトモニター)

液晶モニターは写真をメインに撮る人には嬉しいチルト式です。このことからもX100VIは、動画よりも写真と向き合うカメラなのだと思います。

富士フイルムX100VIの外観(チルトモニター)

モニターの可動域は最大でこんな感じ。180度回転して自撮りもできるといった仕様ではないためご注意ください。

富士フイルムX100VIの外観

X100VIと特徴の一つでもある電子式(EVF)光学式(OVF)を切り替えられるハイブリッド式のファインダー。また、光学式ファインダーに映し出される情報にEVFを小さく表示させることも可能です。これによりOVFで被写体を捉えつつ、ピントのあった部分を拡大表示することもできます。光学式ファインダーが使用できるという点からも、X100VIが「写真体験」を重視していることが垣間見えます。

富士フイルムX100VIのレンズキャップ

「FUJIFILM」と彫られたレンズキャップにも高級感が感じられます。

富士フイルムX100VIのレンズキャップ

レンズキャップ裏側はレンズに傷をつけないようにモフモフが付いています。

富士フイルムX100VIの付属品

付属品は、専用バッテリー、USB Type-Cケーブル、ストラップ、ストラップリング、ストラップリングカバーとなっています。バッテリーチャージャーは付属していないため、カメラ本体に直接USBケーブルを接続して充電する必要があります。

富士フイルムX100VIのマニュアルと保証書類

そして開封してすぐにお目見えしたマニュアルや保証書類。最近は家電製品やガジェット系全般で電子マニュアルが一般的ですが、こうやって紙のマニュアルが付属していると、ちょっと何か確認したい時にさっと手にして確認できるので便利です。

X100VIを選んだ理由 —— 写真との距離を縮めたくて選んだ一台

X100VIを選ぶきっかけははっきりしています。冒頭でも述べた通り、ソニーのRX1R IIIの発表に影響を受け、気軽に持ち出せるコンデジが欲しいと思ったことが大きな理由の一つです。

そして、もう一つの理由。旦過市場をiPhoneだけでスナップしたあの日。構図も深く考えず、ただ歩き、気になった瞬間にシャッターを切る。久しぶりに「写真って楽しい」と素直に思えました。でも同時に、少し引っかかる感覚もあった。iPhoneのカメラ性能は本当に優秀です。条件が整えば、ミラーレス一眼カメラと見分けがつかない写真も撮れる。
それでも、自分は“写真を撮っている感覚”を大事にしたいと、改めて気づきました。
ファインダーを覗くこと。物理的なシャッターを切ること。その一連の動作が写真体験として欠かせなかった。かといって、α7R Vを常に持ち歩く気にはなれない。重さも、気持ちのハードルも、正直高い。
いつでも持ち出せて、でも写真は妥協したくない。」その答えが、X100VIでした。

購入までに迷ったこと

念願であった富士フイルムのX100VI。しかし、このX100VIに決めるまでにいくつかの迷いや不安もあったので、それらについてご説明していきます。30万円弱する、コンデジとしては決して安いとは言えないカメラ。そう簡単に買えるものではありません。同じように悩んでいる方々にとって、少しでも参考になれば幸いです。

35mm・単焦点という最大の不安

X100VIを購入すると決めた時にいちばん悩んだのは、35mm換算で35mm単焦点という点。実はこの画角、自分がもっとも苦手としてきた画角です。広角でも望遠でもない、中途半端な「普通」。35mmって何も考えずに撮るとぱっとしない写真になることが多いんですよね。超広角のようにパースも効き難いし、望遠のように圧縮効果があるわけでもない、つまり平凡な写真となるのです。しかし、標準で使用される50mmより広いため、無駄に余計な情報も入ってしまう。過去に自分が撮ってきた写真を見返しても、35mmで撮った写真はほとんどありませんでした。だからこそ、不安は大きかった。
でも、ふと思ったんです。苦手だから避けてきた。だから、今まで見てこなかった景色があるんじゃないか。ズームで逃げられない。自分が動いて、距離を決めるしかない。それって、写真の原点かもしれない。そう考えたとき、この不安は少しだけ楽しみに変わりました。

リコー GR IVとの比較と、決定的な違い

コンデジを検討する中で必ず候補として上がるであろうリコーのGR IV。スナップに最適なカメラとして、インターネットを見ていてもX100VIとよく比較されています。もちろん、今回僕がコンデジを検討する中でGR IVも候補となりました。APS-C、コンパクト、スナップ最強。魅力的な要素しかないカメラです。でもこの2台、似ているようでスナップ写真へのアプローチというか思想のようなものが大きく異なっているように思うのです。GR IVはその最大のメリットであるサイズや重量を活かし、常にポケットの中に忍ばせておき、いつでもポケットからさっと取り出せてシャッターチャンスを逃さない、しかも撮れる写真には妥協がない、というカメラだと思います。対してX100VIは、より撮影体験というものにフォーカスしたカメラであると認識しています。サイズも重量も一般的なコンデジとしては大きく重たいです。コンデジと呼んでいいのかとすら感じる方もいらっしゃるでしょう。常に持ち出すことはできてもGR IVと違いポケットにしまっておくことは難しいサイズ感です。しかし、自分にとって決定的だったのは ファインダーの有無。今回の目的は、写りだけではなく「写真を撮っている時間」を楽しむこと。そう考えると、X100VIのほうが自分のスタイルに合っていました。どちらが優れているかではなく、どちらが自分の写真体験に寄り添ってくれるか。その答えが、X100VIだったというわけです。
GR IVの詳細な情報は以下の公式ページでチェックしてみてください。

シルバーか、ブラックかという贅沢な悩み

X100VIに決めた後も最後の最後まで悩んだのがカラー。X100VIはシルバーとブラックの2色展開となっています。どちらも本当に良い色味なんです。色が違うだけで印象も大きく変わるX100VI。
シルバーのクラシックさ。ブラックの重厚感。
悩みに悩んで、選んだのはシルバーでした。このカメラと歩く時間を少しだけクラシックに楽しみたかったから。正直、どちらを選んでも後悔はなかったと思います。
それぞれのカラーの違いは富士フイルムの公式サイトで確認できます。

X100VIと、これからの写真活動

今回は、X100VIの開封と外観、そして購入までの経緯をまとめました。実際の撮影レビューは、これからが本番です。35mm単焦点でどんな景色が見えるのか。撮って出しという制約が、写真体験をどう変えるのか。富士フイルムのフィルムシミュレーションが自分に何をもたらしてくれるのか。
このカメラは「いい写真を撮るため」だけの存在ではない気がしています。写真との距離をもう一度縮めてくれる。そんな予感がしています。
X100VIが気になっている誰かにとって、今回の内容がそっと背中を押すきっかけになれば嬉しいです。
今後はこのカメラと一緒にたくさんの写真を撮っていきたいと思います。

富士フイルムX100VIの化粧箱

X100VIと一緒に購入したアクセサリーたち

X100VIの撮影体験をより底上げするためのアクセサリーを紹介した記事も更新しています。X100VIを購入した方、これから購入を検討されている方はぜひそちらの記事もご覧ください。

タカフミ
主に地元北九州で写真を撮っている写真愛好家です。日常の中で「ふと立ち止まりたくなる景色」や「なんとなく心が動く瞬間」にレンズを向けています。このブログを通して多くの人に写真の楽しさを伝えていきたいです。
富士フイルムX100VIの外観

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この記事を書いた人

タカフミのアバター タカフミ 写真と暮らしを綴る人

主に地元北九州で写真を撮っている写真愛好家です。日常の中で「ふと立ち止まりたくなる景色」や「なんとなく心が動く瞬間」にレンズを向けています。このブログを通して多くの人に写真の楽しさを伝えていきたいです。

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